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【理化学用耐熱ガラスの専門店】

樹脂の材質

天然ゴム(NR)(ラテックス)
ゴムの樹の樹皮を傷つけて分泌する乳白色の液をラテックスと呼びます。 このラテックスを固めて出来るのが生ゴム(天然ゴム)です。
耐熱性:120℃
耐寒性:-50~-70℃
合成天然ゴム(IR)
イソプレンゴム(IR)ともいう。イソプレンの重合によって得られる合成ゴムの一種。天然ゴムの化学的成分はイソプレンの重合体で,化学構造は天然ゴムとよく似ており,天然ゴムの代用品として使われる。性質も天然ゴムに類似するが,耐熱老化性,安定性などはすぐれている反面,加硫速度はやや劣る。
耐熱性:120℃
耐寒性:-50~-70℃
合成ゴム
天然ゴム(NR)に対して、人工的に合成されたゴム状物質あるいはゴム弾性体、およびそれらの原料である合成高分子化合物の総称。合成ゴムの種類は化学構造の違いからジエン系(R)、オレフィン系(M)、ウレタン系(U)、シリコーン系(Q)、フッ素系(FK-)、多硫化系(T)、およびエーテル系(O)などに分類される。
ラテックス(合成ゴム)
ラテックスとは、元々ゴムの樹から採取された白色乳状の樹液である天然ゴム液のことを指していました。その後、天然ゴムに似た水分散体の工業的な製造法が各種確立され、それらを一般に合成ゴムラテックスや乳化重合でつくられることが多いので、エマルジョンとよばれることもあります。特にブタジエンなどのジエン系モノマーを使用し、乳化重合法によって製造されたものを「合成ゴムラテックス」といいます。
合成ゴムラテックス
天然ゴム(NR)ラテックスより多量に消費され、なかでもスチレン・ブタジエンゴム(SBR)ラテックスが多く、ブタジエンゴム(BR)ラテックス、ニトリルゴム(NBR)ラテックス、クロロプレンゴム(CR)ラテックスなどそれぞれの用途・目的により幅広く分かれています。
スチレン・ブタジエンゴム(SBR)
耐熱性、耐摩耗性、耐老化性、機械強度等に優れる一方、耐寒性や引き裂き強度においては他の汎用ゴムより劣る。現在、最も多量に生産されている合成ゴムである。
耐熱性:120℃
耐寒性:-30~-60℃
ブタジエンゴム(BR)
耐摩耗性、反撥弾性率、低温特性のよいゴムとして、その特徴を生かした使われ方をしている。
耐熱性:120℃
耐寒性:-70℃
ニトリルゴム(NBR)
耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度に比較的優れるが、耐オゾン性や耐寒性が他のゴムより劣る。その特性などからOリング・オイルシール・パッキン等としては最も多く流通している合成ゴムです。中でも加工性は特に良好で、硫黄による加硫が出来て、成形性や接着性にも非常に優れており、安定した生産が可能です。
耐熱性:130℃
耐寒性:-10~-20℃
クロロプレンゴム(CR)
反発弾性などの機械的性質、耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性、耐薬品性などが平均した性質を持ち、難燃性であり、ゴム糊(のり)としたときの接着力が強く、耐油性も中程度に良い為、耐油性を要するポンプ素材などにも適しております。
耐熱性:130℃
耐寒性:-35~-55℃
エチレン・プロピレンゴム(EPM・EPDM)
特に耐オゾン性に優れるが、反面鉱油や有機溶剤などへの耐油性には劣る。耐候性、耐水性にすぐれる為、道路や橋梁など屋外で使用する防振材に用いられる。
耐熱性:150℃
耐寒性:-40~-60℃
アクリルゴム(ACM・ANM)
ニトリルゴム(NBR)に比べ耐油性は劣るものの、耐熱性や耐候性にすぐれる。高温における燃料油や潤滑油に対する対抗性はきわめてよい。
耐熱性:180℃
耐寒性:0~-30℃
クロロスルフォン化ポリエチレンゴム(CSM)[ハイパロン]
クロロプレンゴム(CR)と同様の特徴をもっていまが、主鎖に二重結合を持たないため、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐薬品性が優れています。耐薬品性は、特に無機酸、アルカリに対しては、CRより優れていて、難燃性、耐油、耐溶剤性は、CRと同等です。また、機械的強度、耐磨耗性も優れています。欠点は、低温特性が悪く、結晶化しやすいことがあげられます。
耐熱性:160℃
耐寒性:-20~-60℃
ブチルゴム(IIR)
各種気体の透過性がきわめて低いことが最大の特徴で、反発弾性は小さいが、衝撃吸収が極めて大きい。化学的に安定で耐候性、耐熱性、耐オゾン性、耐コロナ性などにすぐれる。
耐熱性:150℃
耐寒性:-30~-55℃
ウレタンゴム(U)
一般的な特徴としては力学的強度が特に優れている。逆に耐湿性、耐熱性、耐水性には乏しい。
耐熱性:80℃
耐寒性:-30~-60℃
シリコーンゴム(Q)
耐熱性と耐寒性を兼ねそなえ、カバーできる温度範囲が広いゴムで耐油性にも優れています。
耐熱性:280℃
耐寒性:-70~-120℃
フッ素ゴム(FKM)[バイトン]
耐油性、耐化学薬品性、耐熱性、耐炎性、耐候性、耐オゾン性など他の合成ゴムの追従を許さない高度の性質を有する合成ゴムで、高価ではある。
耐熱性:300℃
耐寒性:-10~-50℃
多硫化ゴム(T)[チオコール]
耐油性、耐溶剤性が特に優れています。しかし、機械的強度、耐熱性、圧縮永久ひずみなど物性上の欠点が多く、優れた室温加硫性能、耐候性、耐オゾン性、耐油性、耐ガス透過性などに加えて、ほこりの付着や被着体の汚染がないため、これらの特徴を生かした建築用の弾性シーリング材等に使用されています。国内では、液状の多硫化ゴムが、ほとんど(約80%)占めているといわれています。
耐熱性:80℃
耐寒性:+10~-40℃
ポリプロピレン(PP)
大きく分けて、ホモポリマー(プロピレンの単独重合体)、ランダムコポリマー(エチレンとブテン-1とのランダム共重合体)とブロックコポリマー(エチレンとのブロック共重合体)の3種類があります。一般にホモPPは高剛性、耐熱性、耐油性等に優れ、ランダムPPは透明性が高く、ブロックPPはホモPPよりも耐衝撃強度が優れているという特徴があります。
融点がホモPP:160~165℃、ブロックPP:160~165℃、ランダムPP:135~150℃、と違いがあります。
耐熱性:100~140℃LC_Page_Explain02